「おもしろ〜!」以外の目標や価値観をもたない

お金がないとすぐ「お金のために◯◯しないと」っていう思考に支配されちゃうんだけど、それで上手くいった試しがない。

お金がほしくて始めたことなのに〝お金のため〟だと何故かいつも上手くいかなくなる。

どうしたらいいの……?

そんなとき、オタキングこと岡田斗司夫さんの言葉が耳に刺さった。

「自由さ」というのは経済的自由ではなく、おもしろがること。
おもしろがる以外の目標や価値観をあまり持たないようにすることが、案外自由への近道

えっ、そうなの?

「お金さえあれば自由になれる」って思ってたけど、おもしろがるだけで自由になれるの?

え、でも……なるほど……

戸惑いながらも、妙に腑に落ちた。

「人生が楽しそうな人は確かにそうだ」と。

お金ではなく「自分が面白いと感じること」を追求してる人ほど、楽しそうな人はいない。

そしてそんな人間を、人々は応援したくなる。YouTuberのすしらー君とかね。

逆にお金のことばかり考えてると、目先の利益を取ろうとするあまり視野が狭くなって判断をミスったり、人に嫌われることをついやっちゃったりする。

おまけに人間の欲は底がないから、いくら稼いでも「まだ足りない」って満足できないだろうし、人によってはお金を失うことが怖くなったり、考えなしに散財したりする。

自由になるどころか、結局ずっとお金に縛られる人生になるわけか……

なるほどな……

なるほど……

でも、

「おもしろがる以外の目標や価値観をもたない」

って難しくない???

と、ずっと思ってた。

お金のこと考えないってムリじゃない?って。

でも最近、やっとわかった気がする。

自分の生活が脅かされない「安定した収入」があって、やっとスタートラインに立てるのかなと。

ハンドメイドで月2万〜7万円稼いでる人の言葉がやけに印象的だった。

「本業の合間に〝お店屋さんごっこ〟だと思ってやってる」

お金のための義務じゃなく、子どものときの夢とか憧れを「ごっこ遊び」として楽しんでるらしい。

楽しみ方がうまい人はやっぱり上手くいくんだな〜と思ったし、

楽しむためには「本人が追い詰められてたら不可能だよな……」とも思った。

本業で生活費が安定してるからこそ、この人は副業で「お店屋さんごっこ」を楽しむことができている。

そもそも生活費が足りてないと焦りでまともな判断ができないし、すぐメンタルを病んでお金を稼ぐどころじゃなくなる。

だから最低でも「生活費は足りてる状態」にする必要がある。

「大きな固定費から見直して、生活費を最小限にし、できるだけ簡単なバイトで最低限だけ働いて、毎月同じ金額をもらう」

それが必要最低条件。

お金がない状態で「一発逆転」を狙うのはやめておいたほうがいい。借金生活まっしぐらだ。

というのを、この10年間で身をもって知った。